リハビリテーションの語源はre(再び)+habilis(適した)、すなわち「再び適した状態になること」などの意味を持ちます。リハビリテーション専門職には理学療法士や作業療法士などがあります。
リハビリテーションは誰が行うか?それは患者さん本人です。私たちスタッフはその手助けができればと考えております。
運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。
当院には4人の理学療法士が在籍し、運動機能評価をしながら痛みや運動障害の原因を追究しています。
医師の診察により必要と判断された場合、消炎鎮痛処置(電気など機械による治療)や運動器リハビリテーション(理学療法士とのマンツーマンでの治療)の処方が出ます。
消炎鎮痛…予約なしで行うことが可能。
運動器リハビリテーション…予約制。一回約40分。治療頻度は担当理学療法士と相談。
主に痛みや関節可動域制限などによる運動機能障害、骨折や靭帯損傷などの手術後の機能回復を対象に行います。
また、消炎鎮痛処置でも改善がみられない、安静にして痛みが引いても動くとまた痛くなるなどの方は運動器リハビリテーションの対象となる可能性があります。
当院理学療法士は機能評価によって得られた問題点に対し、徒手療法(療法士の手を使った治療)、ストレッチなどの体操、筋力トレーニング、テーピング、インソール調整などを駆使し問題解決に全力を尽くします。
YURAGIの特徴
一般的な「おもり式」ではなく「バネ式」を採用した最新の動的ストレッチマシンです。バネのゆらぎ(振動)を利用することで心地よくストレッチを行うことができます。また、軽い負荷で反復運動をすることでインナーマッスルも刺激し、関節の動きをサポートします。治療〜予防(コンディショニング)まで幅広く使えるマシンです。宮城県の医療機関では初導入です。
ツイスター
体幹のストレッチを行います。前後左右回旋と驚きの可動性を持ち、気持ちよくストレッチを行うことが可能です。
クラス
主に大腿後面や臀部のストレッチを行います。
2in1
肩と股関節2台分の機能を持った1台です。肩は肩甲骨周りまで動かせ、野球など投げる動作に必要な柔軟性が得られます。
アダクター
股関節を色々な方向へストレッチ、強化できます。
当院のインソールの特徴
インソールは従来、足型を採型して作製されてきました。当院では、テーピングやパッドを使用しながら「動き」が良くなるよう、その人の動きを見て作製しています。県南の病院で唯一「動き」を重視しているオーダーメイドインソールを理学療法士が作製しています。
インソールはなぜ必要か?
日常生活で多く行う動作の1つに「歩行」が挙げられます。負担のかかる歩き方を繰り返すことが痛み等を引き起こす原因になっています。また基本的に、靴を履いて外出や運動を行うため、インソールによって足部のアーチを適切に保つことで身体の姿勢や動作をコントロールしやすくなり、腰や膝、股関節、足関節にかかる負担を軽減し、症状の緩和を図ることができます。
作製の流れ
1.問診
痛みや気になる症状等を伺います。
2.歩行評価
テーピングやパッドを使用し、歩くなどの動きを何度も繰り返して適切なインソールの形を決定します。
3.研磨
2.で決定したインソールの形を基にアーチパッドをグラインダーで削っていきます。
※画像は研磨例です。作製される方によって異なります。
4.仕上げ調整
作成したインソールを実際に履いて、再度歩きなどの動きを確認し完成です。
効果が期待できる方💡
・股、膝、足、腰の痛みのある方
・外反母趾、扁平足のある方
・立ち仕事や歩く事が多く疲れやすい方
・スポーツを行っている方
・歩きやすい環境でウォーキング等を行いたい方
料金
大人 20,000円(税込)
高校生以下 10,000円(税込)
2足目以降(半年以内)
同じ方の場合大人 15,000円(税込)
高校以下 8,000円(税込)
別の靴の場合は料金は1足目と同様
注意事項
・インソール作製は完全予約制になっております。
・基本的に中敷きの外れる靴を持参してください。中敷きの外れない靴(革靴やヒール)への作製をご検討の方は一度ご相談させていただきます。
・作製は2回に分けて行います。1回目は問診と評価を行い、約1週間後に2回目の仕上げ調整を行います。
・作製中は靴へのフィッティングも行いますので、インソール完成まで靴を当院で保管させていただきます。ご了承ください。
・インソール作製は運動器リハビリテーションの時間に行いますので負担割合に応じて運動器リハビリテーション料が発生しますのでご注意ください。
・運動器リハビリテーション又は消炎鎮痛処置を行ってない方は医師の診察が必要です。